日商簿記3級

日商簿記3級

日商簿記3級

4級と違い、日商簿記3級は少なからず就職、転職に影響してくる資格です。
そのため、4級は飛ばして3級の簿記検定試験から受ける人も少なくありません。
そういう意味では、簿記検定試験におけるスタート地点は、この日商簿記3級なのかもしれませんね。

 

日商簿記3級の資格を保持していると、個人企業において経理担当や、その補佐の仕事を十分に理解できるとみなされます。
そのため、就職の際に経理、営業、管理といった職種を目指す上では有利に働きます。
もちろん、上に2級、1級とあるので優遇されるとまではいきませんが、十分に役立つ資格です。

 

日商簿記3級の合格率は、年度によってかなりバラつきがあります。
たとえば、2004年6月の合格率はたった13.7%でしたが、2005年11月には58.3%と、その4倍以上の合格者を輩出しました。
2002年〜2011年の10年間の間に、20%を割り込んだのは2回のみで、基本的にはそこまで低い合格率ということはありませんが、30〜50%の間ではかなり揺れ動いており、難易度が一定しないという印象が強い検定です。

 

そんな日商簿記3級の試験内容は、主に簿記の原理や試算表作成、期中取引に関するもので、4級と比較すると、同じ商業簿記でもやや難易度が上がります。
ある程度踏み込んだ学習が必要になり、このあたりから独学では合格がやや難しくなってきます。
とはいえ、50%以上の合格率になることもあるので、決して難解というわけではありません。
しっかりと試験範囲を把握し、ある程度の学習時間を確保すれば、十分に合格できる検定なのです。


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