簿記検定試験後の心得

無事に試験を受け終えたら、あとは合格発表を待つのみです。
発表の日は受ける試験の種類や等級、会場によって異なります。
1週間後に発表される場合もあれば、2ヶ月後に発表される場合もあります。
また、発表の方法も、ホームページだったり郵送だったりするので、あらかじめ確認しておきましょう。

また、簿記検定試験は時間さえ重ならなければ、異なる等級の試験を同時に受けることも可能です。
もし複数の試験を同時に受けている場合は、それぞれに合格発表のタイミングが異なるので、両方ともしっかりとチェックしておく必要があるでしょう。

簿記検定試験後、合格発表までの期間の過ごし方は、非常に重要です。
3級、2級の試験を受けた後、もし完璧な手応えを感じているなら、次の等級の試験に向けた勉強をいち早くはじめることが好ましいでしょう。
人間、そうそうひとつのことを覚え続けられるものではありません。
合格発表まで悠長に過ごしていると、せっかくに見つけた知識がポロポロとこぼれるように忘れてしまいます。
必ず、勉強しながら待つようにしましょう。

日商簿記1級、全経簿記上級といった最高級の試験を受けている場合は、就職や別の資格の取得など、次のステージを視野に入れると良いでしょう。
簿記の資格を持っているというだけでも、就職にはある程度有利に働きます。
ただ、日商簿記1級、全経簿記上級といった資格を得ると、より具体的な職を目指す上で必要な資格の取得条件を満たすことができます。
自分が何を目指すのかという目標をより絞った上で、次に行う勉強を決めると良いでしょう。