全国産業人能力開発団体連合会 簿記能力認定試験

全国産業人能力開発団体連合会 簿記能力認定試験

全国産業人能力開発団体連合会 簿記能力認定試験

数ある簿記検定試験の中で、最も知名度という点で劣っているものの、最も高い合格率を誇る簿記検定。
それが、「全産能連簿記能力認定試験」です。
一般的に「全産簿記」と略されています。

 

「全産簿記」は、一般財団法人「日本ビジネス技能検定協会」という団体が主催する簿記検定試験です。
元々は「全国産業人能力開発団体連合会」という団体の主催でしたが、2010年4月1日より、現在の体制に変更されました。

 

基本的には、大原簿記専門学校の簿記検定という認識で、実際に多くの受験者が大原簿記専門学校の在校生です。
受験会場も大原簿記専門学校となっているので、在校生にとっては非常に受けやすい試験といえるでしょう。
受験は、大原簿記専門学校の在校生でなくても可能です。
受験料も、2〜3級は各科目1,500円、1級でも2,000円と、かなりリーズナブルです。

 

試験時間は各科目90分で、試験範囲は日商簿記とほとんど同じですが、出題傾向はやや異なり、こちらの方が難易度は低めに設定されています。
また、過去問題集も販売されているので、問題の傾向と対策を練る上では、比較的準備しやすい検定といえます。
そのため合格率が非常に高く、2〜3級は90%前後、1級でも60%前後という統計結果が出ています。
これは、単純に問題の難易度だけが理由ではなく、専門学校の生徒が受けるという点が大きく影響しています。
よって、簡単だと認識して一般の人が受けた場合は、ちょっと戸惑うことになるかもしれません。


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