簿記検定試験を専門学校・予備校で学ぶ

独学で簿記検定試験の勉強をする場合、様々な欲望に心が動かされます。
図書館等の施設を利用するにしても、時間制限がありますし、深夜にはまず使えません。
また、日中にまとまった時間をしっかりと取れたとしても、「ムリして行かなくて良い」、「今勉強しなくても後でやれば良い」等という甘えがどうしても芽生えてしまうものです。
そういう意味では、専門学校や予備校といった施設は、その欲望をシャットアウトできるという意味でも、非常に有効な環境です。

専門学校や予備校に入ると、まず目標が明確になります。
「高いお金を払ってでも簿記の資格が欲しい」という、自分に対しての戒めが生まれるので、気が張ります。
それは、モチベーションの維持という、ある意味最大のテーマに対して大きな刺激となるので、その時点で大きなアドバンテージが得られるのです。

また、専門学校や予備校に通うことは、簿記検定試験に合格する上で最も効果的な方法だというデータも出ています。
合格した人の中で最も多いのは、これらの学校に通っていた人達というデータはしっかりと出ています。
日商簿記1級、全経簿記上級レベルの場合は特に顕著です。

なぜ、専門学校や予備校に通うと、合格率が上がるのでしょうか。
上記のようなモチベーションの維持はもちろんですが、やはり大きいのは、苦手分野を克服できるという点です。
独学だと、まず苦手分野自体を把握するのに時間がかかります。
ですが、専門学校等であれば、何度も模擬試験を行い、苦手分野がはっきりとする上、講師のアドバイスも得られます。
さらに、質問してもすぐに答えてもらえるという大きなメリットもあります。

簿記検定試験を受ける上で最も効果の高い勉強方法は、専門学校や予備校に通うことなのです。